上越市頸城区上吉で物騒な事件相次ぐ 今度は遊具のロープ焼ける

上越市は2017年5月27日、頸城区上吉の南川公園で、遊具として設置されているザイルクライミングのワイヤーロープの被覆が、10cmほど焼け焦げていたと発表した。同日正午頃、公園の利用者が発見し、上越警察署に110番通報した。4月には同公園と近くの市道で2件の不審火があったほか、近くの南川小学校では24日、何者かが校内に侵入し、廊下に消火器の消火剤を撒き散らした事件があったばかり。市では地域住民に行政防災無線などを通じ注意を呼び掛けている。

中央下のビニールテーブが巻かれている部分が、焼け焦げた場所(頸城区南川公園)
南川公園1

焼け焦げたワイヤーロープ(上越市提供写真)
焼け焦げ部分_S

上越市は点検の結果、遊具の使用には問題がないことから、ビニールテープを巻いて応急処置をした。市では来週にも、上越警察署に被害届を提出する予定。

今年4月9日には、公園内にある東屋の柱と椅子が焼け焦げる火事があり、その際に近くの水銀灯やトイレ内の蛍光灯が破損しているのが見付かった。東屋は現在、ロープが張られ使用禁止になっている。

中央の柱が焼け、使用禁止になっている南川公園の東屋
東屋

公園の北側にある市立南川小学校では、何者かが侵入し、渡り廊下に消火剤が撒き散らされる事件が24日にあったばかり。

公園近くの女性は「4月には東屋も燃えた。この公園は幼児や小学生が大勢遊ぶ場所なのに、物騒なことが続いて不安」と話していた。

南川公園(上越市頸城区上吉)

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