上越市立水族博物館は、サケの受精卵を水槽内のどんぶりの上に置いて、ふ化の様子を観察する「イクラ丼」を展示している。昨年初めて実施し人気を集めたユニークな展示で、今年はインターネットの動画サービス「ニコニコ生放送」を使ってふ化の瞬間を年越しで生中継する。
水槽の中のどんぶりにはご飯に見立てた白い砂利が盛られ、その上にはたっぷりのイクラ。手前には箸も置いてある。今年は受精卵を来年1月1日にふ化するよう調整して育ててきた。
生命誕生の瞬間をリアルタイムで見てもらおうと12月31日午後5時から来年1月3日午後4時まで、ニコニコ生放送を使ってインターネットでイクラの様子を生放送する。放送時間は新年2017年にちなんで71時間。ふ化予定日は1月1日前後で、同館では「ニコニコ生放送でサケの誕生の瞬間を見届け、めでたく新年を迎えてもらえれば」としている。
同館は年内は12月30日まで、新年は1月2日から営業する。