上越警察署によると2015年11月25日、上越市内で架空請求詐欺の前兆メールが3件確認された。いずれも電子マネーギフト券で支払いを指示するもの。同署では「電子マネーギフト券で支払いを指示するのは詐欺」と注意呼びかけている。
同署によると、動画サイトの閲覧料金の支払いがあるかのように装ったメールが送られてきて、表示された番号に電話をかけると相手側から「料金が振り込まれていない。電子マネーギフト券を購入して支払ってほしい。コード番号を教えてほしい」などと指示されるという。
今回の前兆メールで被害はなかったものの、このうち1件は、50代女性が実際にコンビニエンスストアで電子マネー15万円分を購入した際、店員から詐欺を疑われ、同署に相談。被害をまぬがれたケースもあった。
同署では「見覚えのないメールが届いても開かない、電話をしないで。動画サイトの使用料等の支払いメールは詐欺を疑い、警察に相談してほしい」としている。