地酒と食の一大イベント初日から大賑わい 越後・謙信SAKEまつり開幕

新潟県上越地域の地酒と食の一大イベント「越後・謙信SAKEまつり」(同実行委員会主催)が2017年10月21日、上越市の本町商店街を会場に始まった。今年は上越、妙高をはじめ糸魚川、佐渡を含む23の蔵元が出店し、100種類以上の酒を試飲できる。午前中から多くの人が訪れ飲み比べを楽しんでいた。イベントは22日まで。

試飲ブース
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上越の酒文化を伝え、地域の活性化につなげようと、2006年から毎年この時期に開催している恒例イベント。市内だけでなく、県外からの来場者も多く、年々入場者が増加。昨年、一昨年は12万人以上の入り込みがあるなど、秋の一大イベントとなっている。

多くの人でごった返す会場(初日の21日正午過ぎ)
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本町通りの約800メートルに試飲と食のブースが設置され、1500円で試飲グラスを購入すると、各蔵元の名酒を試飲(一部除く)できる。地ビールやカクテル、どぶろくの販売もある。食のブースは、日本酒やワインに合うつまみを中心に、揚げ物や焼物、煮込み料理、練り物、麺類、イタリア料理、中華などのほかスイーツなど約60の多彩なグルメが並んだ。

訪れた人たちは、試飲用のおちょこを片手に日本酒やワインのブースを回って飲み比べたり、一工夫凝らしたつまみとの相性も楽しんでいた。毎年人気の会場限定で販売されるまつり酒「車懸」は、今年は浦川原区の新潟第一酒造が製造。800本限定販売で1本1800円。試飲もできる。

本町3の雁木通りプラザの特設ステージで行われた乾杯式では、田中弘之実行委員長が「上越地域の23の蔵元が出店し、100種類以上が試飲できる。お酒とおつまみで食の秋を存分に楽しんでほしい」とあいさつ。鏡開きに続いて、会場いっぱいに集まった大勢の来場者が声高らかに杯を上げた=写真=

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妻と訪れた阿賀野市の男性(39)は、「昨年初めてきてよかったので、電車を乗り継いできた。新潟市あたりにはない酒ばかりで、会場を何周もしながら楽しんでいる。日本酒が好きなので、蔵元の方といろいろ話せるのもいい」と話していた。

▼越後・謙信SAKEまつりの公式サイト
http://kenshinsake.com/