毒キノコ「シロハツモドキ」で食中毒 上越市の親子2人が一時入院

上越保健所は2019年10月10日、新潟県上越市在住の親子2人が毒キノコのシロハツモドキを食べて食中毒になり医療機関を受診したと発表した。2人は一時入院したがすでに退院し、快方に向かっているという。

採取した後調理せず残っていたシロハツモドキ(上越保健所提供)
PA100421

保健所によると、10月9日に10代の娘が親戚とともに妙高市の山中で採取したキノコを、同日午後7時半頃から野菜スープにして両親と3人で食べた。午後9時半頃から、娘と40代の母親がおう吐や下痢、腹痛などの症状を訴え、医療機関を受診し入院した。保健所が調理せずに残っていたキノコを確認したところ、有毒なシロハツモドキと判明した。親子は10日に退院した。

シロハツモドキは、食べられるキノコのシロハツに極めて似ているという。保健所では「種類が判定できないキノコは採ったり、食べたり、人にあげたりしないで」と呼び掛けている。