上越高校にフルピッチのサッカー場完成 上越地域の高校では初

新潟県上越市の上越高校(寺町3)が、今年5月から造成を進めていたサッカー練習場を主とした人工芝の第2グラウンドが完成し2018年11月18日、竣工記念会と記念試合を行った。上越地域の高校でフルピッチのサッカーグラウンドは初めてで、ナイター照明も設置された。

完成したグラウンドは、同高西側にある昭和町1の休耕田、約1万2000平方mに整備された。用地も含めて総工費は約2億円。LED12灯のナイター照明4基も設置された。これまでの練習用グラウンドの5倍弱の広さがあり、実戦形式の練習も可能になった。人工芝には夏場にも温度が上がりにくく、丈夫で水はけが良いなど、最新の技術が使われている。

竣工記念会で風間和夫校長は「サッカーに限らず、体育の授業や陸上などにも活用していきたい。地域の人にも使ってほしい」とあいさつ。

感謝の言葉を述べる藤川監督 上越高校サッカーグラウンド3

2016年に着任し、今年の秋季上越地区大会で優勝するまでにチームの実力を高めた元Jリーガーの藤川祐司監督は「素晴しいピッチ、空間を作っていただいた。サッカーを通じ地域に夢や勇気、希望を与えられるよう活動していきたい」と感謝を述べた。

サッカー部員44人を代表して2年の澤田翔太郎さんは「人工芝のクッション性やボールの滑り具合がとても良く、これまでにない質の高い練習ができることをうれしく思う」などと感謝の言葉を述べた。

日本文理のゴールに迫る上越高校チーム 上越高校サッカーグラウンド6

オープニング試合として、昨年度の全国高校サッカー選手権大会新潟県大会で優勝し、全国大会ベスト8の強豪、日本文理高校サッカー部を招き、真新しいピッチで80分(40分ハーフ)を戦った。

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