加盟50店へ現金1万円を支給 上越市の直江津西部商工振興会

新潟県上越市の直江津西部商工振興会(小林哲郎会長)は2020年4月16日、新型コロナウイルス感染症の影響で売上減少や客足が遠のく加盟店を活気づけようと、加盟50店へ現金1万円を支給した。小林会長(82・小林たばこ店)は「少しの支給額だが、団結して地域一緒に頑張っていきたい」と話している。

加盟店をまわり、現金1万円が入った封筒を渡す小林会長(右)
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同振興会は直江津駅前通りから西に向かった一帯に位置し、直江津ショッピングセンター・エルマール周辺の飲食、酒販、呉服、衣類、生活用品、金融機関など50店で組織。これまで、「軽トラック市」をはじめ、うみがたりへの回遊動線商店街としてのぼり旗設置などに取り組んでいる。

新型コロナの影響で、感染予防、活動自粛から加盟店や事業所に来客が減少していることなどを受け、「商店街組合員に元気を出してもらいたい」と現金支給を決めたという。支給金は振興会の預金を使った。

16日、小林会長らは加盟店を全てまわり、取り組みの趣旨を説明し、1万円札が入った封筒を各店に手渡した。受け取った一人は「とてもありがたい。勇気づけられた」と話していた。