ドイツのトランポリンチームが2019年11月19〜25日の日程で、新潟県上越市を会場に合宿を行っている。同市は2020年東京五輪・パラリンピックのドイツ体操チームの事前合宿地。合宿期間中の22、23の両日、同市下門前のリージョンプラザ上越インドアスタジアムで練習が一般公開される。合宿終了後、チームは東京・有明体操競技場で今月28日に開幕する「世界トランポリン競技選手権大会」(〜12月1日)に出場し、2020東京五輪の出場権獲得を目指す。
ドイツのトランポリンチームは合宿のため、25日までの日程で上越市に滞在(19日夜)
上越を訪れたのはリオ五輪出場者を含む選手男女5人とコーチ、医師ら計10人。合宿期間中は市役所での歓迎セレモニー(21日午後2時10分頃〜)、市内小学生との交流、リージョンプラザ上越での公開練習などが予定されている。
一行は19日夜に上越入り。同市本町5のアートホテル上越で歓迎セレモニーが行われ、市内のジュニア体操選手や市民らが拍手で出迎えた。ホテルでは、体操関係者や体操教室の「レインボージムナスティックス大潟」に通うジュニア選手約20人が、ドイツ語で「頑張れ、ドイツ体操チーム」と書かれた幕を持ち、バスから降りてくる選手らを歓迎。選手らは笑顔で応えた。
高校1年生の女子選手(16)は、「世界選手権に向けて最終調整という大切な時期に、上越市に来ていただけてうれしい。上越市を楽しみ、練習をがんばってください」と歓迎の言葉を述べた。チーム代表のパトリック・ジークフリートさんは「こんな風に歓迎されてうれしいしびっくりした。これから上越でトレーニングできるのがうれしい」と笑顔を見せた。
公開練習は22日午前8時45分から同11時45分まで、23日午前9時から同11時45分までに実施される予定。一般も自由に見学できる。問い合わせは上越市教育委員会オリンピック・パラリンピック推進室025−545−9216。