春日山地区でクマ出現 謙信公祭は予定通り実施

上越市によると、2016年8月21日午前6時頃、「第91回謙信公祭」が行われている新潟県上越市の春日山地区で、クマの目撃情報があった。イベントが開かれている春日山神社から北東に約400mの地点だが、クマは反対側の山林へと逃げたため、謙信公祭は予定通り実施している。

クマが目撃された現場
クマ (2)S

目撃現場は、上越市大豆の市道愛宕谷牛池線上。同日午前6時頃、車を運転中の男性が、道路を横切る体長約90cmのクマ1頭を目撃し、上越市役所に通報した。通報を受けて現場へと駆けつけた市環境保全課の職員2人が周辺を捜索したが、クマはすでに逃げ出していたという。付近でクマの姿が確認されなかったことから、謙信公祭は予定通り実施することになった。

春日山神社では同日午前に謙信公クイズ大会などが行われたほか、午後からは米沢藩古式砲術保存会による砲術披露、謙信公の塩献上の儀式が予定されている。目撃現場から約1.4kmの場所には、謙信公祭のフィナーレを飾る「川中島合戦の再現」を行う春日山城史跡広場がある。

市環境保全課は「会場付近でのクマの目撃情報があり次第、速やかに対応していく」と話している。

上越市が設置した看板
クマ (1)

クマの出現場所