日米共同訓練とオスプレイに反対 上越市での集会に650人参加

新潟県上越市中郷区と妙高市にまたがる関山演習場などで今月予定されている日米共同訓練に反対する集会が2017年3月4日、上越市下門前のかに池公園で行われ、市民ら約650人(主催者発表)が参加した。訓練には米軍の輸送機オスプレイが参加する予定で参加者は「オスプレイは来るな」などとシュプレヒコールを上げた。

集会には主催者発表で650人が参加した DSC_1372

集会は「戦争法廃止! 総がかり行動新潟実行委員会」が主催。社民、共産といった政党や労組などが参加。県内だけでなく北陸や長野からも参加した。

今回の訓練は昨年12月、沖縄県名護市で空中給油訓練中のオスプレイが不時着して大破する事故以来、国内で初めての実施となる。現地実行委員会委員長の馬場秀幸弁護士が「事故の検証なしにオスプレイを飛ばすのは、領空をアメリカに売り渡すことだ。私たちの問題として地元から声を上げて行こう」と壇上から呼び掛けた。また、演習所から約2kmの場所に住む妙高市関山の50代女性もマイクを握り「学校やスキー場に落ちてきたらと思うと本当に切ない。恐怖を感じる」と話した。

集会では訓練中止を求めるアピールを採択した後、上越市役所までの約2kmを「オスプレイはアメリカに帰れ」「日米共同訓練反対」などとシュプレヒコールを上げながらデモ行進した。

デモ行進する参加者たち DSC_1426

日米共同訓練は3月6〜17日までの12日間、関山演習場と群馬県の相馬原駐屯地、相馬原演習場で実施される。

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