天然ガスの噴出止まる 発生から約12時間後 信越化学工業直江津工場

上越警察署によると、新潟県上越市黒井の信越化学工業直江津工場敷地内で地盤調査中に天然ガスが噴出した事故で、天然ガスは約12時間後の2018年2月24日午前0時50分に噴出が止まったことが確認された。ガスには濃度の低いメタンが含まれていたが、火災の危険性はなく、けが人もいない。

ガスが収まるまで放水が続けられた(2018年2月23日午後撮影)
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上越地域消防事務組合によると、天然ガスの噴出は自然に止まったという。火災を防ぐため、ガスの噴出中は同工場の自衛消防隊が放水を続けていた。

事故があったのは工場内で協力会社の安全管理を行う団体「安全協議会」が入る建物。同工場によると、ボーリングによる地盤調査を行っていた23日午後1時20分頃、地下60m付近で天然ガスが噴出し、掘削に使っていた鉄の棒を吹き飛ばし屋根を壊した。

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信越化学工業直江津工場