上越市の34歳女性と73歳男性が死亡 上信越道の車中で意識不明で見つかる

【追記】妙高警察署によると、意識不明だった上越市南新町の布施信作さん(73)は2020年5月26日午後4時45分、搬送先の上越市内の病院で死亡が確認された。


2020年5月26日朝、新潟県上越市中郷区市屋の上信越自動車道上り線で、舗装工事の夜間巡回業務に従事中の男女2人が、高速道路上に駐車していた普通貨物自動車内で意識不明の状態で発見された。2人は病院に救急搬送されたが、女性は死亡、男性は意識不明の重体。

現場付近の様子(2020年5月26日午前)
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妙高警察署によると、死亡が確認されたのは、上越市東中島の若井智子さん(34)、意識不明は同市南新町の布施信作さん(73)。

同署によると2人は5月25日夕方から翌26日早朝までの間、舗装工事の夜間巡回業務に従事していた。26日午前6時20分頃、普通貨物自動車内で意識不明の2人を同僚が発見し、119番通報した。2人は救急搬送されたが、若井さんは同日午前7時42分、搬送先の妙高市内の病院で死亡が確認された。

車には衝突などの痕跡はないという。車中にはバッテリーなどが搭載されており、通報で駆けつけた消防隊員は「異臭がした」と話していることから、硫化水素が発生した可能性もあると見て捜査している。

(*2020年5月26日午後1時36分、記事の内容を一部更新しました)

現場付近の場所