倉庫倒壊や住宅の窓ガラス割れる 上越市名立区で突風被害

2020年3月24日午前5時頃、新潟県上越市名立区で突風により、倉庫の倒壊をはじめ、住宅や車の窓ガラスが割れる、コンビニエンスストアの看板が破損するなどの被害が発生した。けが人はいない模様。

倒壊した倉庫(24日昼前)
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新潟地方気象台によると23日夜から24日朝にかけ、新潟県の上空約5500mに、氷点下33度以下のこの時期としては強い寒気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となり、活発な積乱雲が発生。積乱雲が通過した同区付近では突風が発生したという。

被害が発生したのは国道8号にほど近い名立大町の住宅地。市によると、同日午前8時現在、住家7棟で窓ガラスが割れ、雨どい、屋根瓦や外壁が破損。倉庫や小屋などの倒壊など、4棟に被害が出たほか、国道沿いのコンビニエンスストアの看板も破損した。自家用車など2台の窓ガラスやバンパーが割れたという。

国道沿いのコンビニの看板
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割れたバンパー
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同日午前、被害に遭った住民らはガラスや瓦などの撤去作業に追われた。自宅の窓ガラスが割れ、屋根瓦が剥がれるなどの被害に見舞われた会社員の細谷雅博さん(37)は、「今までに聞いたことのないような『ドドドドドーン』という音が15秒くらい続いた。すぐに外に出ると車庫などのガラスが割れていた。恐怖だった」と当時を振り返った。