70代男性がイノシシにかまれる 上越市向橋の歩道で

上越警察署によると、2021年1月28日午前7時45分頃、新潟県上越市向橋の歩道で、歩いていた70代男性が体長約1mのイノシシに臀部2か所をかまれた。男性は自力で病院に行き、軽傷の模様。

男性がイノシシにかまれた現場付近(2021年1月28日午前9時半頃)
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同署によると、現場は向橋町内会館から南方約150mの歩道上。男性が黒田小学校の児童の見守り活動を終えて向橋の自宅に徒歩で帰宅中、前方の車道に現れたイノシシが縁石と約50cmの積雪を越えて歩道に突進して来たという。イノシシは男性を襲った後、北西の金谷山方向に逃げた。男性は自力で帰宅し、病院を受診した。

同署や市が周辺を捜索したが、イノシシは発見されなかった。黒田小は28日、教職員や住民が児童に付き添うなどしながら下校するという。

市では29日の登下校時まで引き続きパトロールを実施し、イノシシに遭遇した場合は絶対に刺激せず、物陰に隠れたり高いところに登ったりしてその場を離れるよう、市民に注意を呼び掛けている。

男性がイノシシにかまれた現場付近