アパリゾート上越妙高で15周年企画「2020ライトアップ」始まる 今年は鑑賞無料

新潟県妙高市桶海のアパリゾート上越妙高は2020年7月1日、開業15周年を記念する「2020ライトアップ」の点灯式を行った。20万球のLED電球を使用したイルミネーションと、2種類のプロジェクションマッピングが無料で鑑賞できる。会期は11月15日まで。

ライトアップは開業15周年を記念するとともに、新型コロナウィルスの感染防止に尽力している医療従事者に感謝し、被害を受けた人々を元気づけようと企画した。アパグループの元谷一志社長は「今年は各地の花火大会もほとんど中止になった。夜のにぎわいがないと地元経済が活発化しない。一人でも多くの人に楽しんでほしい」と話す。

チャペルの屋根と壁面を利用したプロジェクションマッピング。噴水ショーと連動している

多くの動物たちが集うエリア
アパ18鳥

木々を彩るイルミネーション
アパ19木

イルミネーションは、これまでのゴルフコースの斜面を利用したものではなく、ホテル周辺の平坦な場所に設置した。歩く距離も短い。規模は例年より縮小したものの、20万球のLED電球を使用し見応えは十分。メイン会場のチャペル周辺やアパホテル前、道路沿いなどを彩る。

プロジェクションマッピングは2か所に設置した。チャペル周辺では、七色の光に包まれる噴水ショーと連動し、音楽に合わせたドラマチックな映像が屋根と壁面に投射される。約3分間の映像が3種類あり、インターバルをはさんで繰り返し上映される。雨天でも楽しめるインドアテニスコートの会場は、約7分のプログラムが上映される。

疫病退散を祈願する「打上花火」も、土日曜やお盆などに計12回予定している。打ち上げは午後8時から。

点灯時間は9月末までが午後6時〜11時(見頃は午後7時30分以降)。10月〜11月15日までは午後5時〜10時。

ペットボトルのブルーライトアップ

2000本のペットボトルを使った青い光のカーテン
アパ13ペットボトル

会場の一角では、地元18校の小・中学生が新型コロナウイルスからの復興と医療従事者へ感謝のメッセージをしるしたペットボトルのカーテンに青い光がともった。

妙高青年会議所(山崎健太郎理事長)が「ブルーライトアップ」として企画したもので、カーテンには2000本のペットボトルが使われた。ペットボトルには「コロナにまけるな」「病院のみなさん、ありがとう」「みんなでこの苦境をのりこえよう」などのメッセージが書かれている。

点灯セレモニーでは、市立新井中3年の古川悠斗さんが「部活動で大会がなくなるなど悔しい思いがある。これからも手洗いやうがいなど自分ができることをやり、マスクが取れる日がくればいいと思う」とあいさつした。

来場者もペットボトルにメッセージを書くことができる。展示は9月末まで。

◇公式サイト
https://www.apahotel.com/resort/myoko/news/detail.html?news_id=54