「高田公園」が「高田城址公園」に 上越市が来年度 12月17日から市民説明会開催

新潟県上越市は2019年12月3日までに、同市本城町の高田公園の名称を来年度から「高田城址公園」に変更する方針を決めた。変更に関する市民説明会を12月17日と21日に高田公園オーレンプラザで開催する。

高田公園
高田公園

高田公園の名称をめぐっては、2015年12月、高田城築城から400年の節目を祝う「高田開府400年祭」(2014年)の実行委員会会長で郷土史研究家の植木宏さんらが約3800人分の署名を集め、変更を村山秀幸市長に要望した。公園が高田城の城跡に立地することから、城下町の歴史を全国に発信することなどがその理由だ。

2018年9月には上越商工会議所が、今年2月には公園周辺の17町内会が、いずれも同様の要望書を提出した。これらの動きもあり、村山市長は9月定例市議会の一般質問で変更に前向きな考えを示していた。

公園内にある「高田公園」の碑
高田公園の碑

高田公園は1950年(昭和25年)に都市公園として開設されてから約70年間、「高田公園」の名称で親しまれてきた。市都市整備課によると、「高田城址公園」に変更することで、公園の魅力向上や城下町高田の歴史や文化を生かしたまちづくりを進めることができるとしている。

市は市民説明会後、来年2月に都市計画審議会に諮問する。答申を受け、関係法令に基づく手続きを行うとともに、3月定例市議会で条例改正を行う予定。

説明会の時間は、17日が午後6時30分から、21日は午後1時から。名称変更の考え方や今後の進め方について市が説明したあと、質疑応答の時間も設けられている。各回定員は約100人で、事前の申込みは必要ない。

高田公園