新潟県上越市本城町の市立歴史博物館で「昭和から平成へ」をテーマにした企画展「探検!むかしのくらし」が開かれている。ダイヤル式の黒電話やプッシュ式電話、携帯電話をはじめ、CDプレーヤー、MDプレーヤー、MDラジカセ、オーディオセットなど、身近な懐かしの電化製品が展示されている。
同館では例年この時期、小学校3年生が社会科で学ぶ「むかしの道具とくらし」にあわせ、おおむね明治、大正、昭和中期までの上越地域で使用されていた生活道具などを展示していたが、今年は電化製品にもスポットをあてた。
昭和のテレビ。1960年にソニーが開発した世界初のトランジスタテレビ(右)
電話機は黒いダイヤル式電話やプッシュ式電話、平成になって登場した携帯電話、スマートフォンを展示。使ったことのない小学生のためにダイヤル式とプッシュ式は触ったり動かしたりできる。
音楽機器コーナーでは蓄音機やレコードプレーヤーに並んで、携帯音楽プレーヤーを展示。CDプレーヤー、MDプレーヤー、「ipod」などのデジタルオーディオプレーヤーを年代別に紹介している。今はほとんど見かけなくなったカセットデッキやCD、MDラジカセの姿も。
1980年代のオーディオブームを彷彿とさせる「サンスイ」のオーディオセットを展示し、かつての一般家庭の応接間も再現している。
このほか「流行の遊び」のコーナーでは、野球盤ゲームやプラモデル、ファミコン、プレイステーション、たまごっち、シルバニアファミリーのドールハウスなど、子供たちの人気を集めたさまざまなおもちゃが並ぶ。
同館では「子供たちに、それぞれの時期の道具や電化製品の使い方やどのように暮らしが変わったかを話していただけたら」としている。
入館料は一般500円、小中高校生は250円で、幼児と上越市内の学校に通う小中学生は無料。開館時間は午前10時から午後4時。休館日は月曜(祝日の場合は翌日)。