東京五輪出場のドイツ体操チームが上越市で合宿開始

開幕を目前に控えた東京五輪に出場するドイツ体操チームが2021年7月9日午後10時過ぎ、直前合宿を行う新潟県上越市に到着した。一行は市内のホテルに宿泊しながら同市大潟区の市立上越体操場「ジムリーナ」で練習を行う。合宿2日目となった10日にはジムリーナを初めて訪れ、会場では地元住民ら約130人の歓迎を受けた。

バスでジムリーナに到着するドイツ体操チーム
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上越入りしたのはドイツ体操チーム(団体)の男女各5人の代表と控え選手をはじめ、代表者、コーチ、医師ら計21人。市によると9日昼頃に羽田空港から入国し、空港検疫所で新型コロナウイルス感染症のPCR検査を受けた。全員の陰性が確認された後、貸し切りバスで上越入りした。県によると県内での各国チームの直前合宿受け入れは同市が最初となった。

10日、ジムリーナでは大潟区を中心に活動している太鼓団体「海音鼓」の太鼓演奏、ジムリーナと新しい夢を育む会、大潟区町内会長協議会、地元町内らがドイツ国旗や「ようこそ上越へ」と書かれた横断幕を掲げ、バス2台で訪れた選手団を歓迎した。

横断幕や国旗で出迎え
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選手らが感激した太鼓などの歓迎
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選手らは地元住民らの歓迎の様子に感激した様子。チーム代表者のウォルフガング・ヴィラムさんは住民らを前に「上越に到着できたこと、温かい歓迎を嬉しく思う。施設に入るのも楽しみ」とあいさつした。

「温かい歓迎を嬉しく思う」とあいさつするチーム代表のウォルフガング・ヴィラムさん(左)
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歓迎を受けたチームは体操場でさっそく体を動かしていた。選手の1人、アンドレアス・トーバ選手は施設について「素晴らしく、言葉にできない」と語り、多くの歓迎を受けたことには「歓迎に刺激を受けた。ありがとうございます。地域と交流をしたかった。練習ができることをありがたく思う」などと語った。

女子選手たちの平均台
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体を動かす選手たち
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「練習ができることをありがたく思う」と話したアンドレアス・トーバ選手
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合宿は今月25日までの16泊17日を予定しており、チームは連日ホテルと練習場を往復。毎日PCR検査を受けるという。当初予定していた一般向けの公開練習は感染症対策のため、実施はしない。合宿期間中は村山秀幸市長とのオンライン面会のほか、希望のあった市内の小学校11校がチームの練習をオンライン視聴する。チームの五輪出場選手は18日に上越市から選手村に移動し、控え選手らは25日まで市内に滞在し、そのままドイツに帰国するという。

 

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