フルサット “駅前雪室” で貯蔵された限定日本酒販売 予約受け付け中

新潟県上越市の上越妙高駅西口にあるコンテナ商業施設「フルサット」に2018年1月に登場したコンテナ型の「駅前雪室」で現在、上越地域11蔵元の日本酒が貯蔵されている。貯蔵された日本酒が今年7月、「雪中貯蔵酒」として数量限定販売されることから、このほど予約受け付けが始まった。1本720mlで2500円。限定本数は264本。

7月に数量限定販売される雪中貯蔵酒。特製木札がかわいらしい(瓶はイメージ)
20180525フルサット雪室酒3

フルサットを運営する「北信越地域資源研究所」は今年1月、フルサット敷地内に長さ約6m、高さ、幅約2.3mのコンテナ型雪室を設置。現在は「雪だるま財団」指導の下、雪室の管理を通してコンテナ内の雪が溶けずに残る期間の長さなどを検証しているほか、駅前雪室を地域活性に活かそうと思案中だ。

雪中貯蔵酒の販売は駅前雪室の取り組み第1弾で、同研究所と雪の利活用を通し上越地域の発展に貢献しようと活動する「雪室推進プロジェクト」が企画した。

企画には県酒造組合高田支部の11蔵元が協力。各蔵元が今回の販売のために特別に瓶詰めした24本を持ち込み、全蔵元あわせて264本が今年4月から駅前雪室に入れられている。今後、雪室から出され、各蔵元でラベル貼り作業などが進められるという。商品には雪だるまがモチーフのかわいらしい特製木札ラベルが下げられる。

駅前雪室内には現在、264本の日本酒が貯蔵されている
20180525フルサット雪室酒2

同研究所の平原留美さんは「関わった人たちの思いが詰まったお酒です。雪室を生かした地域コミュニティづくりを今後も広めていきたい」と話している。

雪中貯蔵酒の予約はフルサット開業2周年イベントが行われる6月17日まで。イベント会場でも予約を受け付ける。ただし、受け付け期間内でも限定数に達した場合、予約は終了する。受け渡し日は7月13日から同月22日の予定。受け渡し場所はフルサット内の大山酒店臨時販売所。

雪中貯蔵酒は完全予約販売。1本720mlで2500円
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購入の際、雪中貯蔵酒の銘柄は指定できない。予約は大山酒店025−522-5210、フルサット事務局025−520-8777で受け付ける。

フルサット