「議員も飲みに来て」 上越市議会との意見交換で飲食店店主ら要望

新潟県上越市議会は2022年2月25日、新型コロナウイルスの影響で打撃を受けている上越市内の飲食店などから現状を聞く意見交換会を開いた。出席した飲食業や宿泊業の代表らは「目も当てられない状況」「支援金で何とかつないでいる」と窮状を訴えた。「議員が店に足を運んで日銭を落としてほしい」と切実な声も寄せられた。

意見交換会は同市議会文教経済常任委員会(上野公悦委員長)が主催し、飲食店が加盟する上越食品衛生協会や上越商工会議所、商店連合会の役員など6人が出席した。

飲食店などから切実な声が寄せられた上越市議会の意見交換会
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直江津商店連合会の新井康祐会長は「いろんなことをやってきたが、もうなすすべがない。意見を聞くというのなら、議員が直接飲食店や宿泊施設に行ってどういう現状か直に話を聞いてほしい。まず市議会議員から足を運んで日銭を落としてほしい」と訴えた。

上越食品衛生協会顧問で「鳥まん」(西本町4)の荒納正晴社長は「宴会はほとんどなく2、3階はガラガラ。家族連れも来ない。議員が直に我々の店に来て食事をして、客が来ているか来ていないか見るのも大切」。上越食品衛生協会会長で「club窓」(西本町4)オーナーの高島幸生さんも「ほとんどの店が感染対策を完璧にやっている。そんなに心配しないでいいので、皆さん出て来てほしい」と訴えた。

上越商工会議所観光サービス業部会部会長でホテルハイマート(中央1)の山崎邦夫会長は「こういう会をやるのが遅い」と注文を付けた。

このほか市の補助を受け商工団体などが発行するプレミアム商品券の換金手数料の負担軽減やプレミアム率アップ、市全域で使える方式への変更などの要望があった。