キャッシュカード2枚すり替えられる 上越市の70代女性が406万円被害

上越警察署は2018年3月20日、キャッシュカード2枚を偽のカードとすり替えられ、現金406万円を引き出された上越市在住の70代女性から、窃盗の被害届を受理したと発表した。

発表によると、女性は3月15日、金融会社をかたる男から「あなたのキャッシュカードが使われてお金が引き出されています」と電話を受けた。女性は自分のカードが全て手元にあるため不思議に思ったというが、金融機関名や預金残高などを男に伝え、男からは「会社の者がカードを確認しに行くので、カードを封筒に入れて印鑑を押してください」と言われたという。電話中に、金融会社の社員をかたる別の男が女性宅を訪れて「封筒に名前を書いてカードを入れてください」と促し、女性は言われる通りにして手渡した。男はカードを抜き出して偽のカードとすり替え、封をして女性に割り印を求めたという。男は「封筒は金庫にしまっておいてください。新しいカードを発行するまで封を開けないでください」と言い、帰ったという。

その後、金融機関から「不審な出金が多数ある」との連絡が女性にあり、2枚のキャッシュカードから計約406万円が引き出されたことが発覚。女性は3月19日に上越署に被害届を提出した。