県立中央病院(新潟県上越市)は2021年8月13日、患者の氏名、生年月日、診断名、検査内容が記載された検査依頼書を別の患者に誤って交付したと発表した。同病院では今年4月と5月にも同様の事案があった。
同病院よると、今月6日、患者の検査依頼を医療クラークが医療情報システムに入力。検査科へ提出する検査依頼書を印刷し机上に置いた。同日、看護師が別の患者に交付する入院案内書類を同じ机上で準備した際、誤って検査依頼書を混入させた。書類の内容確認が不十分なまま、本来渡すべきではない患者に交付した。
12日、書類を受け取った患者が自分のものではない検査依頼書を持参したことから漏えいが判明した。同日、誤交付した検査依頼書を回収。両患者に謝罪した。
また、検査依頼書が誤交付されたため、病院にはない状態だったが、誤交付を疑わず再度印刷し、検査を予定通り行った。
同病院は「患者様に渡す書類すべての内容確認を徹底します。患者様ごとのトレーで整理することを徹底します」としている。
関連記事