秋風に揺れコスモス100万本が見頃 上越市関川大橋付近の河川敷

新潟県上越市の国道8号関川大橋付近の関川右岸河川敷で2025年10月、約100万本のコスモスが見頃を迎えている。約5haにピンクや白の花が秋風に揺れている。

関川河川敷に咲くコスモス(2025年10月23日撮影)

コスモスは1998年に糸魚川市のNPO法人徳合ふるさとの会代表の塚越秋三さん(71)が、河川敷対岸にある新潟労災病院の入院患者を元気づけようと植えたのが始まり。現在では河川敷を管轄する国交省高田河川国道事務所や県、市なども協力し、同NPOが事務局の「リバーサイド夢物語」が環境整備や花の管理を行っている。地域活性化の取り組みとして広がり、今年は上越地域の企業、団体から種の購入費やトラクターの寄付もあった。

散策に訪れる人も増えている(同)

毎年参加している市立有田小と春日新田小の児童が9月に種をまき、今月20日頃から花が咲き始めたという。

塚越さんは「今は7分咲き。11月中旬まで楽しめるので美しいコスモスを見に来てほしい」と話した。

コスモス畑は関川大橋を挟んで上流と下流に広がる(同)

23日に長男(3)と妻と訪れていた上越市内の公務員男性(38)は「毎年来ているが今年は特に奇麗で楽しめた」と話していた。29日午前10時からは、種まきをした春日新田小4年生による「コスモスコンサート」が開かれる予定。

コスモス畑の場所