上越市二十歳を祝うつどいに1348人 旧友との再会や新たな門出喜ぶ

「上越市二十歳を祝うつどい」が2024年4月6日、新潟県上越市下門前のリージョンプラザ上越で開かれた。華やかな振り袖やスーツ姿の若者が、旧友との再会や新たな門出を喜んだ。

フォトブースで記念撮影する参加者

新型コロナウイルスの5類移行後、初めての開催。間隔を空けるため2階ギャラリーまで設けていた席は、1階フロア内のみのコロナ禍前と同じ形式となり、オープニングパフォーマンスも復活したが、式への出席は引き続き対象者のみに限られた。対象者は2003年4月2日から2004年4月1日に生まれた1855人で、約7割の1348人が出席した。

1階フロアに参加者がずらりと並び、上越高校ダンス部がステージを披露した

式典では中川幹太市長が「10代後半の多感な時期をコロナ禍で過ごした皆さんだからこそ、その経験や思いを糧に新たなことに挑戦しながら、わくわくする学びを続け、一人一人が力を発揮してほしい」と激励した。

参加者を代表し、荒川貴斗さん(20・城北中出身)、中村真美さん(20・直江津中等出身)、平原真宏さん(20・上教大付属中出身)の3人が、家族や友人への感謝、将来の目標などをスピーチ。このうち中村さんは「二十歳を迎えた今、次の世代を担っていく責任を強く感じている。コロナ禍をはじめ、激動のこの時代をたくましく前に進んでいる私たちなら必ず乗り越えていける」と語った。

華やかな振り袖姿で旧友との再開を喜んだ

会場では久しぶりに会う旧友との会話に花を咲かせ、笑顔で写真撮影を楽しむ姿が見られた。

小学校や高校のメンバーでも撮影を楽しんだ

製パンの専門学校を卒業し、パン店に就職したという直江津東中出身の女性(20)は、「社会人になったので仕事を身に付け、自立した大人になることが目標。食べた人に喜んでもらえるパンを作りたい」と目を輝かせていた。