新潟県妙高市池の平温泉のアルペンブリックリゾート内に2023年12月、トレーラーハウス型の宿泊棟がオープンした。ゲレンデ直結の立地でアクティビティーなどを満喫しながら、プライベート空間でゆったりと過ごせる。
トレーラーハウスの宿泊棟が14棟並ぶ「アルペンブリックハネウマビレッジ808」は、近年のグランピング需要を見込み、ホテルアルペンブリック向かいに新設。妙高山など妙高戸隠連山国立公園の豊かな自然の中、独立した空間で滞在できるのが売りで、回復しつつあるインバウンドの獲得にもつなげたい考えだ。
トレーラーハウスはスイート2棟とスーペリア12棟があり、スイートにはミサワホームの「ムーブコア」を採用。半世紀以上にわたる南極・昭和基地での建設実績や、トレーラー型の居住空間「南極移動基地ユニット」の実証実験で培った技術を生かし、戸建住宅と同等の耐久性や断熱性、ハウスメーカーならではのデザイン性を誇る。宿泊施設のほか、応急仮設住宅やカフェなど様々な事業での活用を想定しており、ミサワホームによると9月の発売以降、同リゾートが初めての設置モデルだという。
トレーラーハウス2台をつなぎ合わせた広さ約26平方mの室内は床暖房完備で、寝室、ミニキッチンとダイニングスペース、浴室、トイレがある。同リゾートがつくる「妙高高原アルペンブリックビール」が味わえるビアサーバー付きで、近くに設置されたサウナトレーラー、同ホテルの温泉が利用可能。食事は同ホテル内に新オープンするレストランで地元食材を使った和食料理が楽しめるほか、今後ウッドテラスでバーベキューもできるようにする。最大4人が泊まれて、料金は2名1泊で1人4万円から。
スーペリアは広さ約18平方mで最大6人が宿泊できる。一部はペット連れの利用も可能。2名1泊で一人1万5000円から。
同リゾートの廣岡俊哉総支配人は「プライベートな空間で、家族や友人などグループで国立公園内の自然、スキー、温泉を楽しんでほしい。1年を通して自然を楽しめる仕掛けをしていく」と話している。
予約は同リゾート公式サイトなどからできる。問い合わせは0255-86-3180。