ATM操作するうちに45万円振り込む 上越市60代男性が還付金詐欺被害

上越警察署は2023年12月1日、新潟県上越市内の60代男性が還付金詐欺の被害に遭い、現金約45万円をだまし取られたと発表した。

同署によると11月30日午後4時55分頃、男性宅の固定電話に市役所と金融機関の職員を名乗る男から立て続けに電話があった。男から「今年の7月頃、医療費の還付金を申請する書類を郵送しましたが、まだ手続きをしていないようですね」「ATMで還付手続きができます。電話で指示を受けてください」などと言われたため、男性は市内の金融機関に行き、携帯電話で指示を受けながらATMを操作しているうちに、現金45万700円を他人名義の口座に振り込んだ。男性はATMの取り引き明細を見て詐欺被害に気付いたという。

同署は「電話でお金の話をされたら誰かに相談してほしい。(還付金詐欺の被害者は)自分の口座にお金が入ると思ってATMを操作しているが、ATMで還付金が戻ることはない」と注意を呼び掛けている。