妙高市の医療機関が11歳児に12歳以上対象の新型コロナワクチンを誤接種

新潟県妙高市は2023年11月29日、市内の医療機関で12歳以上が対象となっている新型コロナウイルスワクチンを、誤って11歳児に接種していたと発表した。

同市によると、28日に保護者と接種に訪れた11歳児に対し、予診票の年齢欄の確認が不十分なまま、12歳以上対象の新型コロナワクチンを接種した。29日に医療機関が誤接種に気付き、保護者に謝罪し、市に報告した。この医療機関は12歳以上を対象に接種を行っており、予約受け付けの段階から年齢確認が不十分だった。

児童は頭痛など通常の範囲内の副反応はあるが、大きな健康被害はないという。

市は個別接種をしている医療機関に対し、受け付けや問診、接種時に予診票の年齢確認の徹底を周知したほか、今後発送する接種券入りの封筒や書類には年齢によって接種できる医療機関が異なることを分かりやすく表示することにした。