新潟上越市安塚区で2023年10月13日、約200万本のヤナギバヒマワリが見頃を迎えている。ヒマワリに似た直径5〜6cmの小さな黄色い花が一面満開に咲き、晴れた日には青空に映える様子を見ることができる。
同区のヤナギバヒマワリは旧安塚町が1985年から「花いっぱい運動」の一環でコスモスなどと一緒に植え始め、その後は地元の「NPO雪のふるさと安塚」が中心となり、地域住民とともに株分けしながら約200万本にまで増やした。今年は夏の猛暑の影響で背丈が例年より低く、開花も1週間ほど遅れたが、道路沿いの花壇や民家の庭、畑など区内の至るところで見頃となっている。
休耕田を利用した同区石橋の市立安塚中学校裏の畑には、昨年からフォトスポットとして木製の額縁2台が設置されている。訪れた人たちは満開のヤナギバヒマワリを背景に写真を撮影するなどして楽しんでいた。
家族と訪れた市内の40代の男性会社員は「昨年も来て、天気もいいので今年も来た。下の子供が8月の夏生まれなのでヒマワリはいいですね」と話した。同NPOによると、来週いっぱいは花を楽しめるという。
また安塚中から車で約30分の棚田が広がる朴ノ木集落でも、休耕田の棚田に植えられた約8000本のヤナギバヒマワリを見ることができる。
朴の木集落の場所
▽ヤナギバヒマワリの開花状況を発信しているNPO雪のふるさと安塚のFacebook