新潟県上越市の上越妙高駅西口にある釜蓋遺跡公園花畑などで2023年8月19、20の両日、ひまわりマルシェと銘打ったイベントが開かれている。見頃を迎えた約1000本のヒマワリ畑で写真撮影が楽しめるほか、特設テントではヒマワリの種を使った「ひまわりオイル」や野菜を販売。会場からほど近いコンテナ商業施設「フルサットカフェ」ではイベントにちなみ、2日間限定のスイーツも販売されている。20日は午前10時〜午後3時。
イベントは障害者の働く場を作ろうと休耕地などにヒマワリを植栽し、採れた種から食用ヒマワリオイルを製造している、社会福祉法人上越つくしの里医療福祉協会(川室優理事長)が主催した。同協会は同市諏訪地区を中心にヒマワリの植栽を長年続けてきたが、今年始めて同公園で植栽を実施。近隣住民や駅利用者らがヒマワリを鑑賞する新たなスポットにもなった。
現在、公園で咲くヒマワリは6月中旬に植えたもの。会場では、南葉山をバックに写真撮影を楽しむ家族連れの姿も多く見られた。ヒマワリの種から搾った無添加の「ひまわりバージンオイル」、オイルを使用した「たまりソース」、つくしの里就労支援事業所の製品のほか、諏訪地域のとれたて野菜販売もある。来場者全員が参加できる無料くじなども行われていた。
フルサットカフェでは2日間限定商品を提供。つくし工房の自家焙煎アイスコーヒー(350円)や特製水ようかん(250円)、ひまわりオイルを使用したアーモンドソフトクリーム(450円)、同法人の好望こまくさ(糸魚川市)が製造した各種ケーキ(200円)などを味わうことができる。売り切れなどで提供できない場合もある。
会場となる公園、フルサットカフェを結ぶ無料シャトルカーも随時運行している。同協会法人本部参事の田邉信さんは「ヒマワリの数は少なく、茎も細いが、元気いっぱいに咲いている。ヒマワリ畑に入って撮影を楽しんでもらいたい」と話していた。