海の事故や疲労運転に注意を 警察や海保などがレジャー客らに呼び掛け

今日7月17日は海の日――。夏のレジャーシーズンに多発する海の事故や交通事故を防ぐため、新潟県警や第九管区海上保安本部などは2023年7月16日、妙高市の道の駅あらいで広報活動を行った。

県警マスコットの来場やパトカー展示もあり家族連れらでにぎわった

上越地域における海の事故では、長野県や群馬県など内陸部からの来訪者が被害に遭うケースが多いため、内陸部から立ち寄る人も多い道の駅あらいで実施した。県警本部や妙高警察署、第九管区海上保安本部や上越海上保安署のほか、県防災局や長野県危機管理部から計17人が参加した。

広報パンフレットなどを配布

3連休ということもあり多くの家族連れらでにぎわう中、海での死亡事故例や事故防止のポイントが書かれたちらしや、安全運転を呼び掛けるうちわなどを配布。パトカー展示や県警と海上保安庁のマスコット、ひかるくんとうみまるの登場もあり、多くの人が足を止めていた。

海上保安庁マスコットうみまるも登場

第九管区海上保安本部によると、上越海上保安署管内で昨年発生した遊泳中の事故は4件で、柏崎市では海水浴場閉鎖後の海で波にさらわれた死亡事故もあった。安全対策課の角田彰安全対策調整官は「楽しみに行って悲しい事故にならないよう、特に子供は身近な人がしっかり見守り、整備された海水浴場で楽しんでほしい」と呼び掛けた。

第九管区海上保安本部が呼び掛けている遊泳事故を防ぐポイント(同本部HPより)

妙高署の山田展史交通課長は「この時期は暑さや疲労から気の緩みや居眠り運転が増えるので、こまめに休憩を取って運転に集中してほしい。コロナ禍前に戻り飲酒機会も増えているので、声を掛け合って飲酒運転をしない、させない環境づくりをしてほしい」と話していた。22日からは「夏の交通事故防止運動」も始まる。

●第九管区海上保安本部のHP https://www.kaiho.mlit.go.jp/09kanku/

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