任天堂の人気ゲームソフト「あつまれどうぶつの森」とコラボした特別展が、新潟県上越市立水族博物館「うみがたり」で2023年6月15日から開かれている。ゲームに登場する海の生き物を、キャラクターたちによる解説パネルとともに観察できるほか、オリジナルグッズがもらえるスタンプラリーなども行っている。
特別展「海の生きもの ふれあい展」は、うみがたりの5周年記念イベントの一環として開催。あつまれどうぶつの森は無人島を舞台に、島を自分好みに開拓したり、移り住んでくるキャラクター“住民”たちとの交流を楽しんだりと、スローライフを体験できる人気ゲームで、水族館とのコラボは今回が4館目となる。
同館ではゲーム内の釣りや素潜りで獲得できる海の生き物のうち35種類を展示。スズキやタイ、ナンヨウハギなどの生体、リュウグウノツカイやオオメンダコの標本など実物を観察できるほか、博物館館長のキャラクター「フータ」による解説パネルもあり、生き物の生態について楽しく学べる。
館内にはゲームのBGMが流れ、ゲーム内のワンシーンを再現した展示や撮影スポットもあるなど、ファンにはうれしい仕掛けが満載だ。
あつまれどうぶつの森を半年ほど前から始めたという石川県金沢市の小学3年生男児(9)は「ゲームで見たパイプウニを初めて見て、思ったより大きくてびっくりした。ゲームの音楽が流れていて、キャラクターと写真も撮れて楽しかった」と興奮した様子で話した。
また住民の顔がデザインされたスタンプを10種集めると記念ポストカードがもらえるスタンプラリーも実施している。台紙とメモ帳などが一緒になったスタンプラリーブック(200円)をチケット売り場で購入し参加する。
ミュージアムショップでは、特別展限定のクッキーやトートバッグをはじめ、ぬいぐるみや文房具などのグッズも幅広くそろえる。
特別展は9月18日まで。同館広報の照井未希さんは「ゲーム内の生き物を実際に見ることで、新たな発見につながり、ゲームとの親和性も高まると思う。期間が長く、かわいいキャラクターがいっぱいなので、ファンの方はもちろん、そうでない方もぜひ一度訪れてほしい」と呼び掛けている。