営利目的で覚醒剤約6.5kgを密輸入 上越市の54歳女など6人を検挙

上越警察署、新潟県警本部機動捜査隊、国際・薬物銃器対策課は、東京税関新潟税関支署、関東信越厚生局麻薬取締部との合同捜査で2023年5月26日までに、ミャンマーなどから覚醒剤合計約6.5kg(末端価格約4億300万円)を密輸入したとして、新潟県上越市などに住む男女6人を覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)などの疑いで検挙した。

検挙されたのは上越市中通町に住む無職の女(54)、東京都葛飾区に住む麻雀店経営の中国籍の男(28)、神奈川県横浜市に住む運転手の中国籍の男(35)、山梨県笛吹市に住む無職(稲川会系暴力団幹部)の男(54)、同所に住む無職(稲川会系暴力団組員)の男(33)、埼玉県蕨市に住む無職の女(73)。

発表などによると、6人は何者かと共謀するなどして2022年12月から2023年1月までの間、3回にわたり営利目的でミャンマーとアメリカから国際スピード郵便や航空小口急送貨物を使って覚醒剤合計約6.5kgを密輸入した疑い。税関職員の検査で発見された。覚醒剤は結晶状で、箱の底を二重にするなどして隠されていた。

上越市の女を含む日本人4人は2023年1月23日、上越市中通町で覚醒剤の代替物を覚醒剤として所持していたとして、麻薬特例法違反(規制薬物としての物品の所持)の疑いで現行犯逮捕されていた。県警は6人の認否を明らかにしていない。