“昭和の味” バタークリームケーキが復活! ラ・ソネ菓寮で5月2~4日に限定発売

1970年代の定番だった懐かしい「バタークリームケーキ」が、新潟県上越市の洋菓子店「ラ・ソネ菓寮」で復活販売される。2017年5月2~4日の3日間、春日山店(春日山町3)とエルマール店(西本町3)の両店で取り扱う。1ピース250円。

バロック風のデコレーションが施されたバタークリームケーキ
バタークリームケーキS

現在のケーキのデコレーションは生クリームが主流だが、1970年代はバタークリームが使われた。その懐かしい味わいが見直され、最近は首都圏などを中心に人気を呼んでいるという。

しかし、当時バタークリームケーキを食べた人は「しつこくて、甘くて、おいしくない」という印象が強い。

同店会長の曽根一郎さんは「菓子店の内情をばらすようだが、当時のバタークリームには、ほとんどバターが使われていなかった。バターの価格が高い上、冷蔵庫が普及していない時代だったため日持ちがせず、代わりにショートニングが使われた」と話す。曽根さんが約50年前に勤めていた東京の一流ホテルでも、バターではなくショートニングを使っていたという。

今回復活させるバタークリームは、卵黄、砂糖、牛乳で作ったクレームアングレーズに、バターを加えて練り、リキュールのコアントローを入れて作る本格的なもの。「あっさりしたバタークリームに、オレンジリキュールの香りが心地よく残り “これがバタークリームか!” と多くの人が思うはず」と話す。

定番のバラのデコレーションが施され、銀色の粒 “アラザン” がトッピングされている。日持ちがしないので、なるべく当日食べてほしいという。

2017年5月2~4日の3日間、ラ・ソネ春日山店(春日山町3)とエルマール店(西本町3)の両店で取り扱う。1ピース250円。

ラ・ソネ公式サイト
http://lasone.net/