新潟県上越市は2021年1月6日、強い冬型の気圧配置により1月7日から9日頃にかけて大雪が予想されることから、大雪災害警戒本部を設置した。
市によると、6日時点での市内各地区の積雪は災害警戒本部の設置基準に達していないが、7日からの降雪で基準に達すると予想されることや、雪の事故による負傷者が10人に達したこと、7〜8日に市立小中学校で3学期が始まることから、2015年2月以来、約6年ぶりに設置した。
6日、市役所で開かれた第1回本部会議では、市職員のほか、消防職員もリモート参加し、約50人で実施。各地の積雪状況や降雪予報を確認し、各部局の今後の対応などを共有した。路線バスの運休やJR信越線の計画運休により、通学手段のなくなる小学生に対して市のバスを運行して対応することなどを報告した。
本部長の野口和広副市長は「区を含めた情報のネットワークを再確認し、万全な対策の下に市民の期待に沿うよう対応をお願いしたい」と指示した。
新潟地方気象台によると、7日昼過ぎから注意報級の降雪となり、8日から9日は平地でも警報級の大雪となる恐れがある。7日正午からの24時間降雪量はいずれも多い所で、上越の平地で50〜70cm、山沿いで70〜100cmと予想されている。
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