うみがたりのイルカ連続死の原因究明を 上越動物愛護協会が市教委に要望

新潟県上越市の市立水族博物館「うみがたり」のシロイルカ2頭が全滅するなど、オープンからわずか2年で6頭のうち4頭のイルカが死んだ問題で、上越動物愛護協会(渡辺隆会長)は2020年7月17日、同市下門前の市教育プラザで同館を所管する上越市教育委員会の早川義裕教育長に原因究明などを求める要望書を提出した。

早川教育長に要望書を提出する渡辺会長(右)
イルカ要望書

同館では、今年5月20日に目玉展示だったシロイルカのリーヤ(メス)が、7月3日には同じシロイルカのソーリャ(メス)が相次いで死んだ。同館にはオープン時からシロイルカ2頭のほかバンドウイルカ4頭がいたが、このうちバンドウイルカ2頭も昨年3月までに病気で死んでいる。開館後約2年で同館にいるイルカは3分の1に減り、バンドウイルカ2頭のみとなった。

渡辺会長は「当協会も大変心を痛めている。適正にやって頂いていると思うが、一度立ち止まってやるべきことをやってほしい」と述べ、早川教育長に原因究明や展示動物の適正な取り扱いを求める要望書を手渡した。

早川教育長は「生き物を飼っている以上、死に直面することは避けられないが、2年で6頭のうち4頭が死ぬということは、誰が考えても何か原因がある。しっかり検証したい」と答えた。市教委による原因究明の検証のほか、指定管理者の横浜八景島も独自の検証を実施するという。

同協会は上越地域の獣医師や動物保護活動グループ、動物愛好者など約550の個人と団体で構成している。渡辺会長は「会員からは相次ぐイルカの死に対しさまざまな意見があり、今回はお願いという形で提出した」と話した。

うみがたりで相次ぐ鯨類の死については、20日に市議会文教経済常任委員協議会が開かれ、市教委がこれまでの経緯や今後の検証方法を説明する。

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