ケアローソンの移動販売車登場! リボーンが5月からサービス開始

新潟県上越市大日の介護事業者「リボーン」は2017年5月1日から、ケアローソンの「ローソン上越大日店」(上越市大日)を拠点に、専用車両を使用した移動販売を開始する。4月25日には、上越市木田1のサービス付き高齢者向け住宅「やさしえ上越」で試験運用を実施。ケアローソンに並ぶ商品を詰んだ移動販売車で施設を訪れ、利用者に商品を販売した。

ケアローソンの移動販売車
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軽トラックの荷台部分は、400種類の品物を揃えた商品棚になっている
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リボーンはフランチャイズオーナーとして、介護拠点を併設する「ローソン上越大日店」を運営している。今回は高齢者に買い物の楽しみを提供し、地域とのつながりを確保しようと、移動販売を開始することになった。ケアローソンによる移動販売サービスは全国で2例目となった。

軽トラックを改良した移動販売車には、冷蔵、冷凍設備を取り付けた。パンや弁当や飲み物をはじめ、ビスケットなどの菓子や健康食品、介護用品や雑誌など約400種類の商品を取り揃えた。荷台部分の側面が開くようになっており、実際に商品を手に取って見ることができるため、普段なかなか外出することができない施設利用者でも、買い物を楽しむことができる。

パンや菓子をはじめ、介護用品も揃う
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5月からは、やさしえ上越をはじめとする市内の介護施設5か所を訪問し、出張販売を開始する。施設によっては、毎日訪問する場合もある。介護や福祉のノウハウを生かし、その場で健康体操を教えたり、血圧チェックなどのサービスも行っていくという。

車のナンバーは「サンキューローソン」を意味する「39-63」
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リボーンの担当者は「誰かに買い物を頼む場合と違って、自分の目で商品を見て買ってもらうことができる。総合福祉サービスを提供するリボーンならではの展開も考えていきたい」と語る。やさしえ上越の入居者女性(81)は「買い物をすれば金銭感覚が鈍らないし、店に並ぶ商品を見て季節を感じ取ることができて良い」と話していた。

リボーンは福祉施設などを対象に、移動販売を受け付けている。申し込みは0120-63-5499

ローソン上越大日店