遊びの場と集客拠点を 屋内運動施設求めキックオフミーティング

新潟県上越市の20〜30代を中心とした若者たちが、通年使用が可能な屋内スポーツパークの実現を目指した活動を始めた。2015年12月17日夜、同市春日山町3の春日謙信交流館で、賛同する約80人が集まりキックオフミーティングを開いた。現時点では事業主体や資金のめどは立っていないが、2020年の東京五輪までに上越妙高駅近くに商業機能を併設した施設建設を目指しており、今後、協賛企業の募集や署名活動などを行うとしている。

約80人が集まったキックオフミーティング
アクティブスポーツ

BMXやフリースタイルスキーなどを楽しむ若者たちが今年9月、「上越に若者の遊び場を作ろう」と集まり「上越アクティブスポーツ協会・準備会(仮)」(小竹潤代表)を立ち上げた。

アクティブスポーツとは、BMXやスポーツクライミング、フリースタイルスキーなど、速さや高さ、スリル、華麗さを兼ね備えたスポーツ全般を指す。BMXは五輪の競技となっているほか、スポーツクライミングは東京五輪の追加種目候補に選ばれている。

施設には、スケートボード、BMX、スポーツクライミング、フリースタイルスキーなどの競技設備を整えたいとしている。練習場としてだけでなく、客席を設け大きな大会を開催できる競技場を目指す。また、ショップのほか、ビールバーやバーベキューコーナーを設けた世界中の人が楽しめる複合型商業施設という青写真も描いている。

場所は、市内外からのアクセスを考慮し、上越妙高駅周辺を検討している。今後は正式な協会を立ち上げ、協賛企業を集めるか、署名を集め市や国に建設を依頼するとしている。また、施設は新設にこだわらず、既存の建造物の改修も視野に入れている。

小竹代表は「施設が実現すれば、上越から将来の五輪選手が出るかもしれない。上越の新たな集客拠点にもなる。実現に向け頑張りたい」と話していた。

活動の様子は、次のフェイスブックページで公開されている。

フェイスブックページ「上越市に複合型の室内パークを!