自宅で出来たて “もなか” 味わって 「大杉屋惣兵衛」和菓子作りセット発売

新潟県上越市の老舗和菓子店「大杉屋惣兵衛」は2020年5月9日、新型コロナウイルスの感染予防のため外出を控えている人が自宅でもなか作りができる「おうちでモナカ『福鈴』」を発売した。鈴の形をした一口サイズのもなかの皮に2種類のあんを自分で詰めて楽しめるセットだ。

新型コロナの影響で進物用などの和菓子の販売が落ち込む中、「疫病退散のご利益がある妖怪」として話題の「アマビエ」をかたどった練り切りが好評の同店。「おうち時間」を楽しく過ごしてもらおうと、もなかの手作りセットを商品化した。

大杉屋惣兵衛の手作りセット「おうちでモナカ『福鈴』」
おうちでもなか②

セット内容は直径3.5cmの鈴形の一口もなかの皮6組12枚と、北海道産小豆のつぶあん、茶製造販売「正香園」(糸魚川市)の雪室貯蔵抹茶を使った抹茶あん(各カップ入り)、木製スプーン2枚。

同店によると、鈴の形は、清涼な音が邪気を払う縁起物とされていることから採用した。「パリッ」とした香ばしい食感が特長。ビスケットやクラッカーのように、あんのほか、アイスクリームや生クリームなどと合わせてもいいという。

製造担当の宮越雅士さん(47)は「今は家庭では洋菓子は作っても和菓子を作ることが少ない。あんを詰めたばかりの、パリッとした皮の食感のもなかを自宅で味わってほしい」と話している。

1箱750円(税別)。本町5の本店(木曜定休)、本町3のお馬出し店(水曜定休)、西本町3のエルマール店で販売している。初回販売は200セットで、継続販売の予定。問い合わせはお馬出し店025-525-2501

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