火災にあった上越市役所第2庁舎解体 跡地は来庁者駐車場に

新潟県上越市は2017年8月6日に発生した火災で焼損した市役所第2庁舎の撤去工事を行っている。先週までに建物は取り壊され、12月11日現在、基礎部分のみとなった=写真=。工事は12月29日までで、跡地は来庁者駐車場として整備し2018年1月4日から供用開始の予定。

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火災により第2庁舎は、2階建ての建物のうち1階の約7割に当たる350平方mが焼け使用できなくなった。

同市は、被災した用地管財課、契約検査課などの8部署を第1庁舎や教育プラザ、市民プラザ(土橋)、保健センター(新光町1)などに移転させ、11月18日から解体・撤去工事を行っている。工事費は解体工事と廃棄物処理運搬委託料あわせ約2135万円。

同市用地管財課によると、12月29日までの工事期間内に跡地を約35台の来庁者駐車場として整備する。

火災により被災した部署の移転は中期的な措置で、市は建て替えや分散配置など長期的な方針については本年度末をめどに検討するとしている。

第2庁舎の火災は深夜に起きており、現場に火の気がなかったことから、警察では放火の可能性もあるとみて捜査している。

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