世界チャンピオンが教える「スラックライン」教室 上越市のジムリーナで

幅5cmのベルトの上を綱渡りのように歩いたりジャンプしたりする、近年注目のスポーツ「スラックライン」の教室が、新潟県上越市大潟区九戸浜の市立上越体操場「ジムリーナ」で2020年10月6日に開講する。講師の一人は昨年のワールドカップで優勝した世界チャンピオン木下晴稀選手(20、小布施スラックライン部・レッドブルアスリート)が務める。参加者を募集中。

スラックラインは、2点間に張り渡した幅5cmの専用ベルトの上を歩いたり、ジャンプしたりするスポーツ。バランス感覚や体幹を鍛えることができる。アクロバティックな技の難易度や美しさを競い合う世界大会も開催されている。

ジムリーナのスラックライン
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教室は上越市教育委員会が主催。講師の木下選手は長野県小布施町在住で、2016年に弱冠16歳でエクストリームスポーツ大会の最高峰であるアメリカのエックスゲームズで優勝。昨年“スラックラインの聖地”と呼ばれる地元小布施町で開催されたワールドカップでも優勝し、国内外で活躍するプロのスラックライン選手だ。

もう一人の講師の神戸智基選手(22、小布施スラックライン部)は、競技歴8か月で今月21日に開催されるフルコンボジャパンカップ2020の本戦出場を果たした。在学する新潟大学を休学し、昨年の台風19号の甚大な被害を受けた古里長野県の復興ボランティアに励む異色のアスリートでもある。

講師の木下選手(左)と神戸選手(右)
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日程は10月6日から11月19日までの毎週火、木曜(11月3、5日は除く)の全12回で、このうち4回を木下選手と神戸選手が講師を務める。そのほかの回は、両選手を派遣する一般社団法人スラックライン推進機構の講習を受けた、同市の体操の地域おこし協力隊員の青山人士さんと水本賢さん(ともにレインボージムナスティックス大潟)が指導する。最終日にはスラックライン推進機構のスラックライン検定を受験することができる。

スラックライン検定初級

時間は午後7時から同8時30分まで。対象は小学3年生以上で、定員は20人。定員を超えた場合は抽選となる。参加費は保険料と検定料込みで3000円。申し込みは、電話(025-545-9246)またはファクス(025-545-9273)、電子メール(sports-k@city.joetsu.lg.jp)で受け付けている。住所、氏名(ふりがな)、性別、生年月日、電話番号を連絡する。締め切りは9月18日。

問い合わせは、市教委スポーツ推進課025-545-9246

木下選手による解説動画