上越市が病院運営の一般財団法人設立へ 来年度から上越地域医療センター病院委託

新潟県上越市は同市営の上越地域医療センター病院(同市南高田町)の運営管理について、来年度までに同市が出資して一般財団法人を設立し、指定管理者として委託する方針を明らかにした。病院設立当初から指定管理者として運営してきた上越医師会が、本年度末以降は受託しない意思を示していることから、来年度以降のあり方の検討を進めてきた。

2017年9月22日夜の同病院基本構想策定委員会で市が説明した。

同病院は2000年3月、国から移譲された国立高田病院を市営の病院として開院。以来これまでずっと上越医師会が指定管理者として運営してきた。昨年度末の指定管理契約更新に向けた協議の際、市が3年間の更新を求めたのに対し、医師会からは更新しない意向が示された。新たな形態への移行準備などのため、本年度1年間に限り指定管理を継続している。

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市は、直営や独立行政法人など複数の形態を比較検討した結果、6年連続の経常黒字など安定的な経営をしてきた同病院の実績を踏まえて現状に近い経営形態として、一般財団法人を選んだ。市が100%出資して病院の管理を目的とした一般財団法人を設立し、指定管理を委託する。理事などの役員にも積極的に関与する。

現在の病院職員は、基本的に全員新たな法人に雇用され、給与などの待遇、退職金の勤続年数なども引き継がれる。市は14、15日に全病院職員を対象にした説明会を開き、その際大きな異論はなかったとしている。

市は今後、定款案などを作り、法人設立の経費などを市議会12月定例会に提案する。来年1月に法人を設立する予定で、来年4月からの職員の移行と運営開始を目指している。

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