新潟県上越市本町3の「ぶらんカフェ」店頭で毎週金曜日に開かれている野菜や果物、総菜などの販売会「ぶらんマルシェ」が人気だ。店頭にずらりと並ぶ上越、長野産の野菜などを求め、毎回多くの人たちが利用している。
「ぶらんマルシェ」は今年で3年目。カフェの大澤理恵店長と、長野県から来店した農家の男性が会話するなかで企画がスタートした。通年開催ではなく年によって期間は異なり、今年は10月から12月いっぱいまで出店予定だ。
長野市の農家が中心に出店するほか、上越市の農家や商店も商品を並べる。今の季節は長ネギやダイコン、野沢菜、リンゴ、キノコなどがずらり。揚げ物や煮物、焼き物といった総菜も人気だ。徒歩や自転車で本町商店街を利用する高齢者らが毎回多く利用しているという。
トラックに積み込まれた野菜が順次店頭に並べられると、どっと人が押し寄せるなど大賑わい。大澤店長は「カフェのお客さんから『近くにスーパーがなくて困る』という声も多く聞いていた。近所の方に新鮮で安くて美味しいものを食べてもらいたいですね」。自転車で通り掛かり、ダイコンや野沢菜を購入したという上越市北本町1の78歳女性は「野菜がとても新鮮。野沢菜が安かったので、醤油漬けにして味わいます。また利用したいです」と話していた。
「ぶらんマルシェ」の営業日は毎週金曜日。営業は午前11時から。終了時刻は商品の売れ行き次第で変わるが、毎回およそ午後2〜3時頃まで。問い合わせは025−520−8119。