新潟労災病院の職員1人が感染 8日の外来診療と入院受け入れ中止

新潟県は2021年1月8日、上越市在住の30代男性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。同市東雲町1の新潟労災病院(入江誠治病院長)によると、この男性は同病院職員で、同病院は同日の外来診療と新規入院の受け入れを中止した。

県によると男性は7日に感染が判明した村上市在住の30代女性会社員の濃厚接触者として検体を採取。7日、PCR検査の結果、陽性が判明した。女性は男性の親族だという。男性は7日まで勤務していた。無症状で現在入院中。

職員の感染を受け、同病院は7日、入江病院長はじめ関係職員で構成する対策本部を設置し、8日の外来予約患者には診療中止を連絡したという。透析診療については、感染対策を万全にした上で、通常どおり継続している。

1月8日朝、病院を訪れた患者に対応する職員(左)
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また、同病院によると、男性と同じ部署で勤務する職員全員のPCR検査が実施され、8日までに全員の陰性が判明している。男性と接触の可能性があった患者には、同病院から直接連絡し、検査を実施しているという。

外来診療や入院受け入れの再開など、今後については対策本部で検討するとしている。

新潟労災病院