高田の観桜会3年ぶり公園内で飲食可能に 3月26日開幕

新潟県上越市などは2022年2月22日、同市の高田城址公園で開催される「第97回高田城址公園観桜会」(3月26日〜4月10日)について、3年ぶりに公園内での飲食を可能にして開催すると発表した。観桜会会場内での飲食は、新型コロナウイルスの感染予防のため2020、2021年と2年連続で禁止していた。

昨年の高田城址公園観桜会の「さくらロード」
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市によると、会場内飲食の実施にあたっては、感染予防のため「4人以内」「短時間」「人と人との間隔をあける」を花見客に呼びかける。飲酒は禁止だが、椅子やテーブルなどを設置して飲食スペースを設けて出店する茶屋の店内では可能。コロナ禍前は約300が立ち並んでいた露店は、昨年と同様に出店者や従業員が上越、妙高、糸魚川の3市に居住している店のみとする。

ぼんぼりを点灯し、初日にはライトアップ点灯式や花火の打ち上げも行う。写真撮影スポットとして人気の「さくらロード」のライトアップは、昨年同様に密集回避のため片側通行で実施する。

ステージイベントやパレードは行わない。臨時駐車場は開設する。シャトルバスは関川河川敷の臨時駐車場や高田駅からは運行しないが、会場から遠い臨時駐車場からは乗車人数を制限して運行する。桜の開花最盛期の土日曜には交通規制を実施する。

上越市観光交流推進課は飲食を可能としたことについて、「全国的にもイベント会場内で飲食を全て禁止しているところはなく、国のガイドラインに沿って決めた。感染対策を行って、楽しんでもらいたい」としている。

今後の感染状況によっては、テイクアウトのみとなる場合もある。

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