お隣長野の被災者に温泉無料開放 妙高市の赤倉温泉旅館8軒

新潟県妙高市の赤倉温泉の旅館8軒が、台風19号で千曲川が氾濫した隣県の長野県の被災者を対象に温泉の無料開放を始めた。赤倉温泉観光協会会長で遠間旅館館主の遠間和広さん(54)は「名湯の赤倉温泉でゆっくり体を癒やしてほしい」と話している。

「お宿ふるや」の「畳の湯」(公式HPより)
ふるや

被災地となっている長野市から赤倉温泉までは、車で約1時間。遠間会長によると、10月18日に観光協会のフェイスブックで、赤倉温泉の1軒の旅館が温泉の無料開放を始めたことを紹介したところ、反響があった。このため赤倉温泉旅館組合の協力も得て、組合加盟の旅館のうち8軒で無料開放をすることにした。

遠間会長は「被災直後は温泉どころではなかったと思うが、テレビのニュースで1週間ぶりや10日ぶりに入浴したと話している被災者を見て、ぜひ、赤倉温泉で入浴してほしいと考えた」と話す。

無料開放は11月末までで、旅館ごとに実施日や時間が異なる。フロントで「千曲川氾濫で被災した」と伝える。タオルは各自で持参する。

温泉無料開放の旅館は次の通り。平日のみで、土祝前日は要問い合わせ。

赤倉温泉観光協会ホームページ http://www.akakura.gr.jp/
赤倉温泉観光協会フェイスブック https://www.facebook.com/myokoakakura/