新潟県上越市は2021年1月18日、大雪の影響で合併前上越市などのごみ収集が1週間休止していることから、本城町の高田スポーツセンターなどの駐車場で初の臨時収集を実施した。20日には高田区や金谷区、新道区など全地域で再開される。
収集休止で家庭にたまったごみを持ち込む市民(右)(18日午前7時過ぎ、本城町の高田スポーツセンター駐車場)
高田スポーツセンター駐車場では、「燃やせるごみ」用と「生ごみ」用の2台の収集車が待機。収集開始は午前7時だったが、朝の混雑を避け出勤前にごみを出したい市民が早くから訪れたため、20分早めて午前6時40分から受け付けた。車は途切れることなくひっきりなしに入場し、市民はトランクや後部座席から満杯になったごみ袋を幾つも降ろして作業員に手渡していた。
4人家族という東城町2の50代の男性会社員は、燃やせるごみ4袋と生ごみ5袋を自家用車で持ち込んだ。「車庫の車の脇にめいっぱいごみを置き、かなりのスペースを占めていた。夏だったらもっと大変だった。町内のごみ集積所は生活道路にあり、まだ除雪が来ていない。妙高や糸魚川の方が除雪がいい」と語った。
燃やせるごみと生ごみを徒歩で持ち込んだ南城町3の70代の男性会社員は、「近くと思って歩いてきたら、思ったより遠かった。あともう1回分ある。ごみがたまり、(妻は)『どうにもならない』と言っていた」と話した。
この日の臨時収集は、高田スポーツセンターのほか、うみがたり第3駐車場(五智2)、クリーンセンター(東中島)など計4か所で行われ、市生活環境課によると1300台の車がごみの排出を行った。
臨時収集は19日は、クリーンセンター、柿崎区の下黒川小学校と夕日の森公園駐車場で行われる。居住地に関係なく利用可能で、時間は午前7時から同11時30分まで。
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