共通テスト前に除雪や感染対策など準備 上越市内の試験会場

大学入学共通テストを翌日に控えて本格的な降雪に見舞われた新潟県上越市内。試験会場の一つ、上越教育大(山屋敷町)では2022年1月14日、午前中から職員らが除雪など準備に追われた。

大学入学共通テストは15、16の両日、全国677か所で実施され、上越市内では上越教育大会場で617人、県立看護大で315人の計932人が受験予定。

上越教育大では14日午前、試験会場の表示看板や会場への案内看板が構内8か所に設置された。強い冬型の気圧配置の影響で、市内は13日から雪に見舞われ、14日午前10時までの高田の24時間降雪量は19cmで、積雪は今冬最深積雪の63cmとなった。大学職員が除雪機を使って歩道などを除雪したほか、午後からは業者による構内の除雪作業が行われた。

構内では除雪作業とともに「大学入学共通テスト」と書かれた看板を設置するなど準備が進められた(14日午前、上越教育大)
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感染対策として、受付時は他の受験者と1m程度の間隔を空ける、試験場ではマスクを着用し、他の受験生との接触や会話を極力避けることを呼び掛けているほか、受験生以外は大学構内に入場できない。

同大入試課の牧由美子課長は「受験生を第一にコロナ対策に万全を期して、実施に臨みたい」と話した。