第94回高田城百万人観桜会が開かれている新潟県上越市の高田公園で、約4000本の桜が満開の見頃を迎えている。平年より気温の低い日が続き、8日の満開宣言から5日目の2019年4月12日時点でも花が散る様子はほとんど見られず、例年より長い期間、満開の桜が訪れる人を楽しませている。
雪の中開花 その後も低温
今年の高田公園の桜の「開花宣言」は4月2日で、雪が降る中で行われた。翌日3日も3cmの積雪を観測している。その後5〜7日は最高気温が平年を超え、8日に「満開宣言」をしたが、11日までは最高気温が平年より約4〜10度低い日が続いた。
満開期間過去最長は6日間
観桜会を主催する上越観光コンベンション協会によると、高田公園の桜の満開期間は過去20年間、最も短い年では3日、最も長い年でも6日だった。今年は12日で5日目となり、13日も満開ならタイ記録となる。
満開5日目の12日も気温低く
12日は、好天に恵まれたものの、気温は正午で11.0度と肌寒かったが、多くの人が公園に繰り出した。
上越市上中田の男性(71)は妻と孫(4)の3人で会場を訪れ、芝生広場の満開の桜の下、自宅から持参した弁当や露店で購入したもつ煮などを広げた。男性は「風が冷たくて少し寒いけど、桜は満開で最高だね。良い時に来られましたよ」と話していた。
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