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上越市名立区の総合事務所敷地内にクマ 市や警察がパトロール強化し注意呼びかけ

3か月前

新潟県上越市の名立区総合事務所敷地内で2018年8月1日朝、体長約1メートルのクマ1頭が目撃された。人的物的被害はなかったが、同市は住民に対し、防災行政無線でクマ目撃に関する周知や注意を呼びかけたほか、市、警察が周辺パトロールを実施している。

1日朝にクマが目撃された名立区総合事務所敷地内
名立区総合事務所クマ目撃場所

同市によると1日午前7時50分頃、同区総合事務所建物裏手で、近所に住む女性と、事務所に勤務する男性職員が体長約1メートルのクマ1頭をそれぞれ目撃した。目撃から約30分後、事務所から約80メートルの所を流れる名立川で、川を渡る同一個体とみられるクマを近くの会社に勤務する男性が発見したという。最初にクマが発見されたのは事務所の職員用出入り口に通じる通路。クマが事務所の敷地を横切る所を建物内にいた男性職員が見つけた。

目撃情報を受けた同市は近所の名立駐在所に通報したほか、猟友会や区内の保育園、小中学校へ連絡。事務所から最も近い場所にあるたちばな保育園では市の連絡を受け、ただちに保護者宛にメールを送信したほか、建物入り口にも掲示物を貼り、注意喚起を呼びかけるなどの対応を行ったと言う。

たちばな保育園では保護者に対し、メールや掲示物でクマ出没を知らせた
たちばな保クマ出没注意看板

同市発表の今年の市内でのクマ目撃件数は2018年8月1日午後6時現在、59件で、同区での目撃は合併前上越市や各区のうち、最も多い16件となっている。このうち、6件ほどが同区名立大町の県道など、町場での目撃情報も多数寄せられていることなどから、市では職員によるパトロールに加え、安心安全メールの配信や、市ホームページなどを利用した注意喚起を引き続き実施するという。ほかにも、クマを捕獲するためのおりはすでに設置済みで、今後は熊よけの対策として爆音機も設置する予定。

同区総合事務所の三浦晃所長は「目撃時間が朝ということも考慮し、第一報は登園時間の保育園を優先的にした。今後クマが街に降りないようにする対策も行う。総合事務所にこれまでの目撃場所を記したマップを掲示するなど、改めて住民に注意喚起していきたい」と話していた。

クマが目撃された同区総合事務所は国道8号からほど近く、付近には住宅や商店などもある場所。

名立区総合事務所の場所