部活の休みは週2日以上 上越市教委が中学の部活動ガイドライン策定 4月から運用

上越市教育委員会は市内中学校の部活動についてのガイドラインを策定した。休みは週2日以上とするなど具体的な基準を定めたもので、2019年4月から運用する。

5514221

適切な休養を伴わない過度な部活動や、教員の長時間勤務などの課題を背景に、スポーツ庁が昨年策定した運動部のガイドラインや県の指針を受け、同市教委が策定した。

同市のガイドラインは運動部だけでなく文化部も対象としている。

休養日については、原則週2日以上(平日1日以上、土日曜1日以上)としている。3連休の場合は1日以上。長期休業時は、原則土日曜が休養日で、お盆と年末年始は「休養期間とすることが望ましい」としている。

活動時間については、用具の準備時間と片付けの時間、朝練習の時間も含めて平日は2時間以内、土日曜などは3時間以内が原則。大会や練習試合の際は例外としている。

|

このほか、地域スポーツクラブとの連携や近隣校との合同部活などにより生徒のニーズに応えるとともに、教員の負担軽減を図ることなども盛り込んでいる。また、体罰、パワハラ、セクハラの禁止も定めている。

平成31年度上越市部活動指導ガイドライン(PDFファイル)
111

市教委では今後、保護者に対してもガイドラインの概要をまとめたリーフレットを配布し周知を図るとしている。